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日経社員(WBSスタッフ)逮捕とその後の危機管理

日経新聞社からの出向社員で、テレビ東京報道局所属、「WBS(ワールドビジネスサテライト 23:00~)」ディレクターの小山和幸という男が、11月12日に都営大江戸線・練馬駅構内エスカレーターでの女子高生の下着盗撮の容疑で逮捕され、容疑を認めています。


これに関し、日経新聞は13日の朝刊で、一応事実は報じています。しかし、テレビ東京のコメントとして「社員が逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を確認した上で、厳正に対処する」と報じるのみに留まり、日経本社のコメントはなしです。他の報道機関も報じていないので、日経新聞社はコメントを発表していないのしょう。出向社員であれば、本籍は日経新聞社にあるはずですので、社員が逮捕されたにもかかわらずコメントもなしとは、酷い話です。他のマスコミは、日経にコメントを取りに行っていないのでしょうか。


「テレビ東京社員、盗撮容疑で逮捕」

ttp://www.nikkei.com/access/article/g=96959996889DE1E4E6E4EBEBE6E2E3E1E3E3E0E2E3E39191E3E2E2E2

わざとなのか何なのか、ログインしての続きの最初の1行目が、「小山容疑者は2007年3月に日本経済新聞社からテレビ東京に出向した」という文章です。タイトルはまるで他人事のようです。


更に、問題の人物がディレクターを務めたテレビ東京の報道番組「ワールドビジネスサテライト」では、説明責任を放棄して一切無視を決め込んでいます。もっとも、これは番組で決められるレベルを超えているはずなので、テレビ東京の意向であり、また、ここの社長は大株主の日経新聞社の幹部が転籍してなるようですので(つまり実際上の日経新聞社の大幹部)、逮捕者が日経社員ということもあり、テレ東というより日経新聞社の意向なのかもしれません。

実際、テレ東に迷惑をかけて申し訳ない、程度のコメントすらないのは、上下関係が故の現象なのではないでしょうか。


もはやこれは、一社員の痴漢の問題ではなく、日経新聞社とテレビ東京の危機管理・企業理念の問題です。多数の社員を抱えれば、問題の一つも起こることは防ぎようがないはずですが、日経にせよテレ東にせよ、こんなのは論外です。企業・番組として、オリンパス等他社のことを評論する資格等あったものではありません。

まさに視聴者・消費者無視の強引運営(それでも視る人、読む人は十分いるだろ、という)。社会性の欠如です。WBSにはFacebookページもありますが、苦情があっても全て排除されているのではないでしょうか。

もはや番組を続ける正当性すら失われていますが・・・マスコミ(記者クラブ村の村民)は、仲間内だと自ら非を認めた者は皆で叩いても、そうでなければ大抵ファイティングポーズと見てスルーです。オリンパス事件では、幹部が内緒でやっていたのを見抜けなかったのか?と非難しますが、日経が社員逮捕にコメントすら出さないことも含めて、堂々と無茶してる同業者は放置です。

世の中、得意な仕事が出来ればそれでOKというはずもなく、それは小山容疑者も、WBSも、日経も、他のマスコミも、皆同じです。

もう痴漢の話等どうでもよく、この混乱の責任はテレビ東京と日経新聞社がきちんと取るべきです。毎日見ていたというのに、眼前でこんなことをされて酷い迷惑です。事実上、文句がある人は見てくれなくて良い、と私は何もしていないのにモロに突き放されている訳ですから。こうなったら、大事にならない限り、話の収まりようがないです。


《朝日》テレビ東京社員、盗撮容疑で逮捕 日経新聞から出向中

《産経》テレ東社員を盗撮容疑で逮捕 大江戸線駅のエスカレーターで女子高生狙う

《読売》スカートの中を盗撮容疑、テレビ東京社員逮捕

《毎日》盗撮容疑:テレビ東京社員が女子高生のスカート内撮影

《NHK》テレビ東京記者 盗撮疑いで逮捕


ちなみに、ワールドビジネスサテライトのwikipediaには、「2004年4月、当時のレギュラーコメンテーターが逮捕されたが、全くの沈黙を守った。これは対応方針を視聴者に説明して謝罪した『とくダネ!』とは対照的な対応だった。」とあります。社外の人間ならそれでどうにかなっても、スタッフではどうにもならないでしょう。


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