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新聞社が誤報を謝罪すると、それが他社の新聞記事となる

2日掲載の記事について(産経MSN)

京都大などの入試問題がインターネットの質問サイトに投稿された事件は、仙台市内の男子予備校生が京都府警に逮捕され、大きく動きました。MSN産経ニュースは2日午後、「都内2高校生が関与1人は外で中継京都府警ほぼ特定」と伝えましたが、誤報になってしまいました。読者の皆様におわびするとともに、当該記事を削除します。

そもそも、産経新聞は(一応)五大紙の一つなのですから、他の新聞社も産経新聞が「都内2高校生が関与 1人は外で中継 京都府警ほぼ特定」と誤報を打ったのは、勿論知っているはずです。誤報自体が事件なのであれば、産経新聞が誤報が打ったと小さな記事にでもすれば良いはずです。

今回も、産経新聞が謝罪したので、他社が綺麗に皆揃って記事にしたものの、産経が無視すれば、この誤報を他社も皆揃って無視したのは確実です。

なので、誤報自体は、一般人にとっては紛れもない事件(大袈裟ではある)であっても、少なくともマスコミ業界にとっては事件ではありません。

誤報自体は、人間がやることですからたまにはある物と思いますが、どちらかというと誤報を訂正しないことの方が事件であり、社会に悪影響を及ぼすのではないでしょうか。

しかし、勿論マスコミが、そう考えて報道することはありません。

結局、他のマスコミは、報道すべきことを報道しているというより、謝っている同業者の低姿勢に付け込んで、その傷口に塩を塗っているだけなのです(当然産経がそちらの側に回ることもあるでしょう)。


もしくは、誤報なんて幾らでもあるのではないかと思いますが、それを訂正することは、新聞業界にとっては大事件なのかもしれません。


「入試問題ネット流出」報道がダメダメな産経新聞(木走日記)

産経新聞が立派なのは、朝日や毎日だとネット上で誤報記事を掲載してしまうと、誰にも知れずにそっと記事を「削除」し、そのあと何食わぬ風にしれっとするネチケット無視の厚顔無恥をさらすのが普通なのですが、この記事、今(3日正午)も堂々と閲覧可能なことです。


朝日新聞の信じがたい「スクープ」(熱帯夜)

何と読売新聞が朝日の「誤報」を〇〇か?(熱帯夜)


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